1.開催趣旨
カーボンニュートラル実現のための、再生可能エネルギーの主力電源化の中核的役割 として洋上風力発電が期待されている。他方、近年の風力発電の立地の加速化に伴い、風力発電立地の反対運動も広がっている。今後、洋上風力の飛躍的拡大には、立地地域の理解と発展を踏まえた社会的合意形成が不可欠である。
このワークショップでは、風力発電の社会的合意形成を阻む要因と、それらの要因となっている制度的課題を明らかにし、風力発電施設の立地プロセスの円滑化に向けた方策を明らかにする。それを踏まえ、産学官の参加者による議論を通じて、今後のあるべき姿を描き出すことを目的とする。
2.実施要領
2021年7月20日(火) 9:30~12:00
zoomによるオンライン開催
3.プログラム
ワークショップの趣旨説明:堀 史郎(福岡大学)
1. ごあいさつ:風力発電の推進のための社会的合意形成について
牛山 泉 (足利大学)
2. 講演:洋上風力における景観問題の合意形成について
宮脇 勝 (名古屋大学)
3. 事例報告
事例1: 板岡 健之 (九州大学)
社会受容の3つの側面と事例紹介
事例2: 竹内 彩乃 (東邦大学)
洋上風力発電事業における 関係者との合意形成
事例3: 畦地 啓太 (自然電力)
洋上風力発電のより良い合意形成に向けた思案~制度的課題の観点から~
4. パネル討論 司会:堀 史郎
牛山 泉(足利大学)
宮脇 勝(名古屋大学)
大林 ミカ(自然エネルギー財団)
上田 悦紀(風力発電協会国際部長)
主催:風力発電の社会的合意形成研究グループ 代表:堀史郎(福岡大学)